色を見るための三つの要素

色彩について理解を深めるために知っておきたい「光と色」。
色彩検定のテキストにも各級に含まれる「光と色」の章、
内容は理科あるいは科学の範囲になりますので、
どちらかというと敬遠されることが多いジャンルです。
しかしながら、色彩を理解するための基本となることなので、
多くの方々に知ってもらいたいと思い、ブログに書くことにしました。
***
皆さんは色がなぜ見えるのだと思いますか?
目があるから、物に色がついているから、、、
色々と理由は考えられると思います。
まず初めに、色を見るために必要な三つの要素があります。
それは、
1・光源(光)
2・物体
3・視覚(眼)です。
これらのうち、どれかが欠けても色は見えません。
たとえば、
1・光がない場合。
真っ暗な闇の中では、どんなに目を見開いても
そこに色んな物があっても見ることはできません。
また、
2・物体がない場合。
明るい日中、あるところを見つめても、
そこに物体がなければ、あるのは空気だけで、
空気は無色透明ですから何も見えません。
さらに、
3・視覚がない場合。
明るい日中、目の前にりんごがあっても、
目を閉じると真っ暗で何も見えません。
昔からこの3つの要素、
光とは何かということ、それから、
光が物体や眼と出会ったときにどのような現象が起こるのかについて
多くの人々が研究し、今なおその研究は続いています。
次回は色を見るための3要素のうち、光について
述べたいと思います。
【色を見るための三つの要素の記事】