色を見るための三つの要素ーまとめ

色を見るための3つの要素について、
いよいよまとめです。
光、物体、眼(視覚)が色を見るための3要素でしたね。
そしてそれらの特性を表すものは、
光 ー 分光分布
物体 ー 分光反射(透過)率曲線
眼(視覚)ー 分光視感効率曲線
です。
全て最初に「分光」という言葉がつきます。
「分光」とは、「光を波長ごとに分ける」という意味なので、
これらのグラフの横軸は全て「波長」で、
その範囲は可視光の 380nm~780nm です。
これらの3つの要素の特性のかけ合わせによって、
人は様々な色を感じることができるのです。
いかがでしたか?
色彩に関する事でこういう理科的なところは
実生活にあまり関係がないように思われがちですが、
そうではありません。
たとえば、洋服を買うとき、店で選んだ時と、
買ってから家で見た時とで違う色に見えた経験ないですか?
これは照明の分光分布がお店の物と家の物では違うからです。
このように、一見生活には関係ないように思えたとしても、
実はとても基本的な事柄で、色んな事に関係しています。
知っていると必ず役に立つ時があると思います。
それでは、色彩検定を受験する方、グッドラック。
【色を見るための三つの要素の記事】