光とは何か(2)

前回

・光とは電磁波の一種である。
・電磁波は波の性質を持ち、その波長によって種類が分けられる

ことをお話しました。

今日は、電磁波にどんな種類があるのかを具体的にお話しします。

先ほどもお話ししましたように(もうええって、とつっこまれそう…)、

電磁波は波長によって分けられ、呼び名も変わります。

波長が長い方から順にあげると、

・電波(テレビ波、ラジオ波など)
・赤外線
・可視光
・紫外線
・エックス線、ガンマ線

となります。

この中の「可視光」こそが

我々が「光」として感じることができるもので、

その波長範囲は 380nm ~ 780nm です。

380nmよりも短くなると紫外線、780nmよりも長くなると赤外線ですが、

どちらも眼には見えません。

ちなみに、1nm(ナノメートル)は10億分の1m=10万分の1mm です。

こんな狭い範囲の電磁波だけを、人間は光として感じる事ができるのです。

 

それから、これまで「光」=「可視光」として書いてきましたが、

科学の世界では可視光以外のX線なども含めて「光」ということもあります。

 

また、「光」として感じることができるということは、

すなわち「色」として感じることができるということでもあります。

(なぜ?と思ったとしても、ここは流しておいて下さい^^

それは人間の視覚によるものなので、また後日)

 

では波長380nm~780nmの電磁波はどんな色なのか?

それは、皆さんよくご存知の「」の色です。

波長が380nmの短い方から780nmの長い方にかけて、

青紫)→とグラデーションで変化していきます。

次回は光の特性を表す「分光分布」について説明して、

その後は色を見るための3要素のうち、

2番目の「物体」に進みたいと思います。

【色を見るための三つの要素の記事】

    1. 色を見るための3つの要素
    2. 光とは何か(1)
    3. 光とは何か(2)
    4. 光とは何か(3)
    5. 光が物体と出会ったときー色はなぜ見えるのか
    6. 分光反射(透過)率曲線
    7. 人の眼と色と光の波長
    8. 色を見るための3つの要素ーまとめ

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