大塚国際美術館バスツアーで解説しました
11月17日(金)、神戸新聞カルチャー三宮KCCの講師同行バスツアー「大塚国際美術館で世界の名画に出会おう 心を満たす芸術の旅」で解説しました。
おかげさまで募集開始して早々に44名満席となりました。
神戸新聞カルチャーの定期講座の受講生の方々はもちろんのこと、大阪や京都の私の講座の受講生の方々が、「松本先生の解説なら是非行きたい」とおっしゃって、ご家族やお友達と一緒に大勢ご参加くださいました。
このような皆様の関心の高さと熱気に包まれ、私も解説に全力集中しました。
行きのバスの中で約1時間、美術館の中では午前・午後合わせて4時間近くみっちりと解説。
バスの中でレジュメで予習してウォーミングアップ、
「モナ・リザ」の前で熱弁をふるい、
ランチは「うづ乃家」で鯛づくしのお料理、
午後も数々の名画をたっぷりとご紹介。
会場では画面のすみずみまで詳しく解説し、じっくりと鑑賞していただきました。
その上、ちょっと(いやかなり)マニアックなエピソードや裏話も満載です。
1日で西洋美術史の全体をかけめぐる、濃厚でスケールの大きい、充実した体験になったと思います。
ちなみに会場ではトランシーバーを使用しましたので、大勢でも解説をしっかり聴いていただけました。
帰り際には皆様から「楽しかったです。また行きたいです。」とのお言葉をいただき感謝しております。
実はこのバスツアーのお仕事の少し前に、京都文化博物館の展覧会に行ってきました。
大塚国際美術館の陶板名画を制作している大塚オーミ陶業株式会社の創業50周年記念展覧会「転生する超絶技巧 大塚オーミ陶業の芸術」です。
陶板名画の制作のプロセスや技術、陶板名画以外のさまざまな制作物など大変良いタイミングで知ることができました。
さらにありがたいことに大塚オーミ陶業の方から陶板名画にまつわる貴重なお話をきかせていただきました。
おかげで解説の内容をさらに充実したものにすることができました。ありがとうございます。
所蔵作品が1000点以上あるので、さまざまなテーマや切り口で鑑賞を楽しめるのも大塚国際美術館の特徴だと思います。
今後もいろんなテーマで楽しむ鑑賞の仕方を皆様にお伝えできるよう、努めていきたいと思います。
お世話になった皆様、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
美術史講座講師 松本佳子