細見美術館「杉浦非水―モダンデザインの先駆者―」
細見美術館「杉浦非水―モダンデザインの先駆者―」に
行ってきました。
(6/11までなのでもう終わってしまったのですが。。)
杉浦非水は明治9年生まれ。
初めは日本画家を志していたのですが、
黒田清輝がもたらしたアールヌーヴォーの図案に魅せられ、
その後図案家として活動したのだそうです。
三越やヤマサ醤油などのポスターは
当時を知らない私にとっても
どこかで見たことあるような、
クラシックだけど新しい、
不思議な魅力があります。
こちらが購入した絵葉書です。
どちらも配色や構図がとてもおしゃれです。
それでいて花も鳥も自然らしい魅力に溢れていて、
右の鶏とひよこさんたちは微笑んでしまいます。
実は非水は自然に学ぶことを常に心がけていたそうです。
こちらは「非水百花譜」から
デザインをとったクリアファイル。
八重桜、モクレン、どちらも美しく
素晴らしい写実と図案だと思います。
また、このような写実を
独自の図案にアレンジするのは
もっと高度な技だと感じました。
色も形もシンプルで明快、洗練された
杉浦非水のデザインが大好きになりました。