伊藤若冲展二つ
雪の京都に若冲展に行ってまいりました。
一つ目は相国寺の承天閣美術館。
期間が5月21日までで、
生誕300年記念の展覧会としては
最後のものになるのではないでしょうか。
(若冲は1716年生まれ)
鶏の顔の表情が面白かったり、
花の絵には必ずと言っていいほど
虫が書かれていたりとか、
どれもじっくり見入ってしまいます。
二つ目は京都国立博物館の特集陳列展です。
この頃には晴れ間も見えてきました。
こちらの展示は15日までなので
混雑を予想していましたが、
雪のせいかわりあいゆっくり見られました。
中でも水墨の点描で表現された石灯籠が印象に残りました。
技術と工夫の多彩さには圧倒されます。
鶏の絵を多く描いた若冲の絵は、
酉年のお正月にもふさわしいですね。