京都国立博物館「聖地をたずねて─西国三十三所の信仰と至宝─」

京都国立博物館「聖地をたずねて─西国三十三所の信仰と至宝─」展に行ってきました。

本来は今年の春に開催予定でしたが7月23日からに変更になりました。

梅雨明けの夏の日差しがとても厳しく感じられましたが、開催されるのはうれしいことです。

西国三十三所とは

西国三十三所とは近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称で、養老2年(718)、大和国長谷寺の開基・徳道上人が、閻魔大王からお告げを受けて起請文と33の宝印を授かったことにはじまるのだそうです。

これらの霊場を札所とした巡礼は日本で最も歴史がある巡礼行となり、全国に観音信仰が広まっていきました。

お寺を巡礼する人々の姿は子供の頃から慣れ親しんできましたが、お寺の由緒や仏像や寺宝を三十三所まとめてじっくりと見る機会は今までなかったので、貴重な機会をいただけたと思います。

多岐にわたる展示作品

観音像だけでも千手観音、馬頭観音など様々な姿があり、普段外へ出されることがない秘仏も公開されています。

また、地獄絵、曼荼羅などの絵画や経典も展示され、仏を求めて巡礼する人々の心が少しは感じられたような気がしました。

実際に三十三所巡礼すると1000kmにも及ぶそうなので、あくまで想像することしかできませんが。。。

帰り道では次回の予告が。

「皇室の名宝」10月10日から11月23日まで。

こちらも楽しみです。予定通りに秋に開催されますように。

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