大阪中之島美術館 開館記念「超コレクション展」内覧会
明日2月2日(水)から始まる大阪中之島美術館 開館記念「超コレクション展」の内覧会に行ってきました。
場所は中之島の西の方、国立国際美術館のすぐお隣です。
黒くてモダンでかなり大きい建物です。
道を挟んで国立国際美術館と大阪市立科学館が見えます。
今回拝見した「超コレクション展」は、大阪中之島美術館の6000点を超えるコレクションから約400点の代表的な作品が一堂に公開されています。
日本と西洋、どちらも幅広いジャンルの作品がぎっしりと並び、一通り見るだけで圧倒されます。
ただし時代は比較的新し目で、近現代の作品がほとんどです。
写真撮影OKの作品がいくつかあったので、撮ってきました。
まずは4階から。
Section1-1 はコレクションの礎となった寄贈作品。
入り口に佐伯祐三の「郵便配達夫」。
マリー・ローランサンの「プリンセス達」。
かなり大きい作品で、プリンセスというよりは神話の女神達のように見えました。
ユトリロの白の時代の絵もあります。
Section1-2 は大阪と関わりのある近現代の絵画。
小出楢重、小磯良平などの洋画と竹内栖鳳、池田遙邨などの日本画があります。
石崎 光瑤「白孔雀」1922(大正11)年
初めてこの画家のことを知りましたが、ずっと見ていたくなるような、とても美しい屏風でした。
その他、大阪と関わりのある近現代の写真、版画、戦後美術。
鴨居玲、吉原治良、亀倉雄策。。。絵画だけではなくポスターもたくさん。
このフロアだけでもすごくたくさん観た!という気分になりました。
次は5階です。
このフロアは19世紀末から20世紀の美術が展示されています。
ルネ・マグリット「レディ・メイドの花束」
他にもダリやジャコメッティなど有名な芸術家の作品がずらりと並びます。
草間彌生や森村泰昌の作品も目を惹きます。
世紀末のポスターといえばロートレック。
アール・ヌーヴォーやウィーン分離派をはじめとして20世紀までのポスターや家具や工芸品がボリュームたっぷりに展示されています。
コロマン・モーザー「アームチェア」1903年デザイン
ウィーン分離派のデザイナーなのだそうですが、アール・デコのような雰囲気があります。
倉俣史朗「ミス・ブランチ」1989年デザイン
バラの花のシルエットが床に映って美しいですね。
総じて、こんなにたくさんのそれぞれ趣向の違う作品を一度に見ることができて、とても贅沢な展覧会でした。
今後の展覧会も、モディリアーニ、岡本太郎、ロートレックとミュシャなど、有名な芸術家の展覧会に加えて、「大阪のまち」「大阪の日本画」など大阪にちなんだ展覧会もあるので、どちらもとても楽しみです。
それから、館内にはレストランとカフェが併設されます。
「美と健康の”美味しいカフェ”」、次回来た時には是非体験したいですね!