7/20(日)開催の上方浮世絵館で摺り体験とランチを楽しむ会のその2です。(その1はこちら

道頓堀のかに道楽をさらに西に進むと「うどん今井」があります。

周辺の歌舞伎の芝居小屋がどんどんなくなっていく中、このお店は昭和21年創業以来、今も健在です。

久しぶりに昔と変わらずあるのを見て「よかった」と思いました。

「うどん今井」のお隣にはこんな細い道があります。「浮世小路」です。

浮世小路でタイムトリップ

一歩中に入ると、そこにはタイムトリップしたような別世界が広がります。

壁には昔の道頓堀の町並みを表現した立体的な絵地図。

「ナンバ一番」には昭和40年代、和田アキ子さんや、沢田研二さんがメンバーだったザ・タイガースの前身、ファニーズが出演していたそうです。

私はリアルタイムでは知らないのですが、でも、これを見て「わー、懐かしい」と思わず見入ってしまいます。こういう雰囲気が好きなのは古いタイプの人間だからでしょうか。幼い頃の歌謡曲の思い出が蘇ります。。。

その他、初代中村鴈治郎や織田作之助など、道頓堀ゆかりの有名人の展示も。

織田作之助の小説のタイトルにもなった「夫婦善哉」。お店は今は法善寺水掛不動の横にあります。

日本一小さい神社「一寸法師大明神神社」。

おみくじは関西弁でフレンドリーなアドバイス。

まるで博物館のような、めくるめく展示物の数々を見ていくうちに路地の向こう側、法善寺横丁に出ます。

歌にもなった法善寺横丁

「月の法善寺横丁」の歌碑があります。みなさんご存知でしょうか。

「包丁一本♪ 晒しに巻いて〜♫」思わず歌ってしまいます。ついでに「こいさんが。。」で始まる途中のセリフも語らずにはおれません!!

そうしているうちに道の両側に飲食店が立ち並ぶ横丁の西出口にやってきました。

「法善寺横丁」の看板は藤山寛美さんによる揮毫です。

よく見ると「善」の横画が一本足りません。彼は「芸人は一本足らんぐらいがええねん」と答えたそうです^^

明るくのどかな法善寺水掛不動

横丁の隣には法善寺・水掛不動があります。

「水掛不動」の名の通り、願いを込めて水をかけてからお祈りします。不動明王様はいつもふんだんに水をかけられているので苔が生えてすっかり緑色になっています。

今回写真を忘れましたが、奉納の石柱には藤山直美さんや三代目桂春団治さんの名前がありました。

浮世小路、法善寺横丁、そしてこの法善寺界隈には穏やかでゆったりとした、気持ちの良い空気が流れていました。賑やかな道頓堀の表通りから一本細い路地を通るだけで、まるで別世界のようです。

表の活気ある雰囲気も大阪らしいと言えるのでしょうが、こちらの昔ながらののんびりとした情緒ある大阪の雰囲気はとっても貴重です。是非、多くの人に知って味わってもらいたいです。

ひとしきりまち歩きを楽しんだ後、いよいよ上方浮世絵館で摺り体験です。その3に続きます。

わさびラボ 小林佳子

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