「歴史でわかる科学入門」の「第20章 空気と気体」まとめ

空気とは、気体とは何か?を解明していく過程。

スティーヴン・ヘイルズ(1677-1761)

・イギリス人。気体を集める装置を考案し、それを利用して動物と植物には空気が必要だということを証明した。

・ここでいう「空気」とは何かが燃焼されるときに放出される気体と理解された。

ジョゼフ・プリーストリー(1733-1804)

・プロテスタントの聖職者だった。物質主義者でもあり、自然界に存在するすべてのものは物質の反応によって説明できると説いた。

・「ある種の空気」はふつうの空気よりも激しく物質を燃やすことに気づいた。その、「ある種の空気」の中で動物が生きられることを明らかにした。

・彼は「フロギストン(燃素)」と呼ばれる物質をもとに考えれば全て説明できると考えた。

アントワーヌ=ローラン・ラヴォアジェ(1743-94)

・「近代化学の父」として知られる。「酸素」にその名前をつけた。

・徴税請負人で、フランス革命で断頭台で処刑された。

・熱心な実験主義者だった彼を手助けしたのが夫人のマリー=アンヌ・ピエレット・ポールズ(1758-1836)。

・物質が燃えると生成物すべての総重量が増加することを確信した。

・夫妻は1780年代に化学実験を継続しておこない、フランス革命勃発と同じ1789年に「化学原論」を発表する。これが世界初の近代的な化学の教科書になった。その中で化学元素についての彼の考えも述べられている。

・化学の用語は的確でなければならないという信念を持っていた。化学者たちと共同で化学用語の改革にも取り組んだ。

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