「歴史でわかる科学入門」の「第19章 世界に秩序を」まとめ

博物学者ビュフォンとリンネについて。
ビュフォン伯ジョルジュ・ルイ・ルクレール(1707-88)
・フランスの貴族。生涯を科学に捧げた。
・地球そのものと地球上に存在するすべての動植物を記述することを目指した。その研究は「博物誌」全36巻にまとめられた。
カール・フォン・リンネ(1707-78)
・スウェーデンの医師・博物学者。ウプサラ大学の教授だった。
・地球上に存在するすべてのものを正確に命名するという目標を持ち、学生たちに手伝わせた。
・命名に役立つよう、基本的な特徴を定義して分類をおこなった。
・分類学の研究で特に重要だった階級が「属」と「種」。
・ビュフォンは、基本のカテゴリーである「個」だけが確かなカテゴリーだと主張したが、リンネにとって重要な階級は「種」だった。
それぞれの植物の種を特定するために、簡単な分類体系を編み出した。
・リンネはひとつの種が別の種に進化する可能性を信じなかった。それは1世紀後にダーウィンによって否定されることになる。