まるごとりんごのパイ

紅玉りんごをくるっとパイ生地で包んで焼いた、まるごとりんごのパイを作りました。
葉っぱと軸をあしらって、なんとも可愛らしい形にできました。
作り方は、はじめに紅玉の皮をむいてしばらく塩水につけ、鍋にバターをとかして色づくまで炒め煮にします。
次にりんごを冷ましてからスライスしたスポンジケーキでくるみます。
先日アップルパイを焼くために作ったスポンジが残っていたので、それを使えたのはよかったけど、スポンジが弾力がありすぎてうまく包めず苦労しました。
無理やり包むとスポンジが割れてだんだんボロボロになってしまいます。
ラム酒を多めにふりかけてケーキを湿らせてりんごに貼り付け、上からパイ生地をかぶせて包み込んでなんとか形にしました。
パイ生地もまた先日の残りです。りんご2個分でちょうどよい量でした。
生地の一部から葉っぱと軸も作り、卵黄を塗ってオーブンで焼いて完成です。
そしてお待ちかねの中身。
これが断面図です。
空洞が広すぎる。。。
りんごから水分が出るので多少は縮んで隙間ができることは予想していましたが、ここまで小さくなるなんて。
衝撃を通り越して笑ってしまいました。
しかも、りんごの実が崩れ気味でひしゃげていて、パイ皮ごと傾いているのがなんだか哀れを誘います。
こんなに柔らかくて水分が多いなら生で食べればよかったのに、無理やり焼いてごめんなさいという感じです。
味はというと、りんごの果汁がスポンジケーキに染み込んで、ラム酒の風味と合わさって、そこが一番美味しかったです。
一方、りんごの果肉は味が抜けてふにゃふにゃでちょっと残念な状態でした。
まるごとりんごという、インパクトあるビジュアルに惹かれて作ってみましたが、作りやすさ、食べやすさの点から考えて、来年は普通のアップルパイをもっと練習しようと思いました。