タルト・アルザシエンヌ(りんごのタルト)

旬の紅玉を使ってタルト・アルザシエンヌ(りんごのタルト)を作りました。
レシピは「一流シェフが手ほどきする人気のケーキ2」からです。
一流シェフのお菓子は名前がフランス語のものが多いですね。
タルト・アルザシエンヌは果実の恵み豊かなアルザス地方のりんごの銘菓なのだそうです。
タルト生地は「パート・ブリゼ」と呼ばれるもので、ほとんど甘くなく、小麦粉に冷たいバターを細かくして混ぜていく、練り込みパイ生地のようなサクサクしたものです。
作り方は、タルト生地だけを先にから焼きし、りんごをくし形に切って並べて焼き、さらに卵と牛乳と砂糖を混ぜた液を流し込んで焼きます。
この液はほとんどプリンのような感じですが、さらにアーモンドパウダーと白ワインを加えるので、りんごの酸味と合わさって大人っぽい味がします。
できあがる少し前に牛乳と砂糖を混ぜたものを表面に塗ってツヤ出しをします。
本の写真ではりんごが全体に飴色に色づいているのですが、私が作ったのは表面がうっすら焦げただけみたいに見える。。。
一応、りんごは中まで柔らかく煮えていたのでよしとしようと思います。
これからこのタルト、見た目は素朴そうな焼き菓子ですが、その工程はというと、生地を作ったら2時間寝かせ、型に敷き込んでから1時間寝かせてから焼き、次にりんごに焼き目がつくまでオーブンで加熱し、その時間はりんごによるのでオーブンのそばで見守り、その後卵液を流し込み、程よい焼き色がつくまで見守り、ツヤ出しを塗ってツヤが出るまでもう一度加熱してやっと出来上がりという、大変手間ひまかかるお菓子なのです。
大好きなりんごが使われているお菓子を味わえたので満足ですが、完成までの工程と時間を考えると、リピートはないかなあ。。。