中之島公園のバラ園

中之島公園のバラ園に行ってきました。
大阪メトロで配布している雑誌「アルキメトロ」の特集に誘われて、この秋のバラ園巡り2か所目です。
この公園は、1891年、明治24年に開園した大阪市初の市営公園なのだそうです。
歴史があるんですね。
土佐堀川と堂島川に囲まれた中洲の中にあり、東西に細長いバラ園です。
きっちりと長方形に区切られた端正な庭園で西洋の雰囲気が醸し出されます。
東西のバラ園をつなぐ「ばらぞの橋」。
川の向こう側のビル街の中で一軒だけ背が低い黒っぽい建物が、先日行った「オクシモロン北浜」です。
明るい日差しを受けて、色とりどりのバラが咲いています。
周りに人がいない時にマスクを外して深呼吸すると、華やかで高貴なバラの香りが体じゅうに広がったような気がしました。
秋バラは花の色と香りが濃いというのは本当ですね!
小さい蕾が開くとこんなに大きい八重の花になるなんて、不思議です。
こってりしたデコレーションケーキの生クリームのバラのよう、国立国際美術館の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」で観た、ファンタン・ラトゥールが描いたバラのようです。
神秘的な薄紫のバラもあります。
一重の楚々とした佇まいのバラ。
小さい花をたくさんつけた、可愛らしいバラもあります。
中之島公園は川の中にあって、いつもと少し違うゆったりとした気分で楽しめるバラ園でした。
同時に川の周りはビルが立ち並んでいたり、大阪市中央公会堂のような歴史的建造物があったりと、都会的で文化的な場所でもあります。
大阪市立東洋陶磁美術館もすぐそばにありますし、これからもバラの季節が楽しみな公園です。
大阪市花と緑の情報サイト:中之島公園