靭公園のバラ園

大阪・肥後橋にある靭公園のバラ園に行ってきました。
靭公園に来てみようと思ったきっかけは、地下鉄の駅で見かけた「大阪の四季を深ぼりする」情報誌「アルキメトロ」です。
大阪各地のバラ園が近くのお食事どころとともに紹介されていて、どれもとても魅力的でした。
中でも靭公園は最初に詳しく紹介されていたので私の「アルキメトロの旅」第1号となりました。
バラ園に到着する前にそばにある「家庭料理ひまわり」のおむすびをいただき、満ち足りた気分で向かいました。
東西に細長い形をしていて、東側が小高い丘になっています。
そして、東側から西側の低い方に向かって小川が流れています。
この流れを下から見上げるとこのように見えます。
実はこの小川は「淀川」に見立てたものなのだそうです。
バラ園全体が、緩やかに起伏する土地の形状を生かした「大阪の立地」の再現で、
東側の高台は「生駒連山」、そして下るに従って里山、田園、街へと景色が変わっていきます。
高台の方にあるバラは春しか咲かないものがあって、それらは赤い実をつけています。
ハーブティーに使われるローズヒップですね。
東から西へと歩くに従って様々な色合い、形のバラに囲まれ、うれしくてたくさん写真を撮ってしまいました。
バラに混じってところどころにこのようなオブジェがありました。
アーティストの作品のようです。
風を受けててるてる坊主のようにくるくる回っていました。
こちらはかなり西側の低いところで咲いていた深紅のバラ。
本当はビロードのような黒っぽい赤なのですが、スマホで撮ると蛍光色のようになってしまいます。
そして淀川が最後に注ぎ込むのは大阪湾。
時とともに形が変わる噴水で楽しませてくれます。
バラ園全体でみるとすでに散っている花もたくさんあるのですが、
見事に咲き誇っている花やこれから蕾が膨らんでいく状態のものもまだまだあります。
秋バラは花期が長いのが特徴で、12月下旬くらいまで楽しめるのだそうです。
色彩豊かで優しい風情のバラが多くて、まるで夢の中にいるような楽しいひと時を過ごせました。
梅田から地下鉄で一駅で来られるという気軽さも素晴らしい。
それから、靭公園のバラ園が大阪の立地に見立てていることは「アルキメトロ」の記事で初めて知りました。
身近な場所で新しい発見があって、美しいもの、美味なるものに出会える「アルキメトロの旅」、大変気に入りました。
次は中之島公園のバラ園に行ってみようと思います。
大阪の四季を深ぼりする「アルキメトロ」を紹介した記事はこちら。
靭公園についての情報はこちら。
(大阪市花と緑の情報サイトの中にあります)