ダンディーケーキ(フルーツケーキ)「メアリー・ポピンズのお料理教室」より

「メアリー・ポピンズのお料理教室」より、「ダンディーケーキ(Dundee Cake)」を作りました。
レーズンやその他のドライフルーツぎっしりのパウンドケーキです。
通常のパウンドケーキのような真ん中のぷっくりした割れ目はありません。
おそらく低温(140-150℃)でじっくり1時間以上焼いたからだと思います。
パウンドケーキを焼くときはぷっくり割れ目があってほしいと切に願う私ですが、低温で焼くし、メアリーポピンズのレシピなら仕方ないと冷静に割り切っています。
ドライフルーツは生地に混ぜる前に小麦粉をまぶしてあるので、焼いているうちに底の方に沈むことなく、まんべんなく散らばっています。
ずしりと重いフルーツケーキなので、一切れでお腹いっぱいになります。
腹持ちがいいし日持ちもするし、昔だと保存食のようなものだったのかもしれないと思いました。
ダンディーケーキとは
ところで、この「ダンディー」という名前が気になりますよね?
「あの男性はダンディーだ」というときのようなダンディーは「dandy」で、このケーキは「dundee」なので意味が違います。
ダンディー(dundee)はスコットランドの地名で、そこで生まれたケーキだからこの名前なのです。
ダンディー地方はマーマレードの産地として知られており、19世紀にその地のマーマレード製造会社キーラーが自社製品のフルーツの砂糖漬けを使ったケーキを考案して大量生産したことが始まりのようです。
フルーツたっぷりのパウンドケーキはイギリスの歴史あるお菓子だったんですね。
Wikipediaによると上にアーモンドが飾られているのが特徴ですが、色々バリエーションがあるのでしょう。
今回作ったケーキに関しては、具だくさんでずしりと重いので、アーモンドがなくても十分だと思います。