大阪市立美術館「フランス絵画の精華」展

大阪市立美術館「フランス絵画の精華」展に行ってきました。

もともとは4月11日から開始だったのですが、5月26日から8月11日までに変更になりました。

関係者の方たちは色々と大変だと思いますが、中止にならずに観覧することができてありがたく思います。

美術館入り口には注意事項が書かれており、十分注意して鑑賞することにいたします。

中に入ると体温チェックを受けてから会場に入りました。

この展覧会、メインのタイトル以外に以下のようなキーワードが散りばめられています。

  1. ルネ・ユイグのまなざし
  2. 大様式の形成と変容
  3. 300年の愛が花ひらく

これらを順に解説しますと、

1.ルネ・ユイグのまなざし

ルネ・ユイグはフランスの美術史家で、ルーヴル美術館絵画部長としてナチスから名画を守ったことで有名です。
東京富士美術館のコレクション形成に尽力し、初代名誉館長でもあった彼への尊敬の念を込めた展覧会なのです。

展示作品は東京富士美術館だけではなく、ヴェルサイユ宮殿美術館やオルセー美術館など、ヨーロッパの代表的な美術館所蔵の作品も多数含まれます。

2.大様式の形成と変容

大様式というのはフランスの古典主義の絵画のスタイルのことで、17世紀に始まり19世紀まで受け継がれていきます。

この300年間にフランス絵画の様式が確立され、時代とともに変化していく様子を時系列で追うことができる展示です。

3. 300年の愛が花ひらく

300年間のフランス古典主義の絵画を見ていくと気がつくのは、すべての作品に人物が描かれているということ。

人間ではなく神の場合もありますが、すべて人間の姿形をしています。

風景が印象的なクロード・ロランの絵画ですら、小さい人物を描き込むことを忘れてはいません。

フランス古典主義は純粋な風景画、静物画は好まなかったようですね。

人々や神々を描くことにより、愛の世界を表現することが尊ばれたということでしょうか。

とにかく、フランスの王侯貴族は人間が大好きで、人間の肉体が大好きだったんだなと思います。

 

会場最後のコーナーでは写真撮影ができます。

ロココの代表的な画家ヴァトーの「ヴェネチアの宴」。

マリー・アントワネットお気に入りの女流画家ヴィジェ・ルブランの「ポリニャック公爵夫人」。

ポリニャック公爵夫人は漫画「ベルサイユのばら」でもおなじみですね^^

フランスの古典主義が盛り上がった時代の巨匠たちの名画を時代とともにたどっていくことができ、西洋美術史の理解を深めるのにも非常に有意義な展覧会でした。

 

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