干しぶどうとライスのプディング 「メアリー・ポピンズのお料理教室」より

「メアリー・ポピンズのお料理教室」より、「干しぶどうとライスのプディング(Rice and Raisin Pudding)」を作りました。
材料は米、牛乳、バター、砂糖、バニラエッセンス、干しぶどうです。
全て混ぜ合わせて耐熱皿に入れてからナツメグを振り、1時間あまり、低温のオーブンで焼きます。
さあどうなるのでしょう。
お米、バター、砂糖は少しでたっぷりの牛乳なので、甘いおかゆのようになるのではないかと思われます。
日本人はやはり、米といえば主食なので、甘いデザートにするのはちょっと想像できないですよね。
もち米だったらおはぎとか和菓子がありますけど。
焼いているうちに牛乳の表面が膜になって、こんがり焼け色がついてグラタンのようになりました。
ちょっと焼きすぎかしら。
お皿に取り分けてみると、中の米はおかゆ状になっていました^^
食べてみても柔らかくて、いい感じに炊けています。
干しぶどうも水分を吸ってふっくらとしています。
思ったほどおかゆが甘いということには違和感なく、クリーミーで優しい味のデザートだと思いました。
表面のおこげ?が香ばしくておいしいです。ナツメグが牛乳の生臭みを抑えていて、こういう使い方があるんだなと思いました。
ライスプディングの由来
イギリスでは13世紀頃から米のポタージュのようなものを食べるようになったそうです。
当時は米は貴重品で、王侯貴族だけが食するものでした。
砂糖を入れて甘いプディングになったのは15世紀で、一般の人々が食べるようになるのは18世紀からといわれています。
また、米を牛乳で煮たおかゆは世界各地にあって、ヨーロッパだけではなくアジアにも伝統料理としてあります。
私が持っている料理本でも、トルコ料理とインド料理とペルシャ料理の本にレシピが載っているので、そちらも作って比較したいです。