レモンプディング 「メアリー・ポピンズのお料理教室」より

「メアリー・ポピンズのお料理教室」より、「レモンプディング(Lemon Pudding)」を作りました。

材料はバター、グラニュー糖、レモンの絞り汁と皮をおろしたもの、卵、小麦粉、牛乳です。

以前作ったレモンスフレとほぼ同じ材料ですが、分量や作り方がちょっと違います。

また、天板にお湯を入れる、つまり蒸し焼きにするところが今までにないやり方なので、一体どんなものになるのかあれこれ想像しながら作りました。

レモン味のプリンなのかなあ、とか。

そして出来上がったのがこちら。

スフレほどではありませんが、泡立てた卵白が入っているので膨らんでいます。

メアリー・ポピンズは「このプディングは熱々をところを口に入れるのが、いちばんおいしい食べ方なんですよ」と言っているので、忠実にその通りに温かいのをいただくことにします。

スプーンを入れてみると、中がこんな風になっていました。

上下に生地が分離しています。

どちらもレモン風味なのですが、上はふわっとしたスポンジケーキ、下はカスタードクリーム、あるいはねっとりしたソースのようになっています。

一瞬「失敗したかな」と思ったのですが、調べてみるとレモンプディングはこういうお菓子のようなので安心しました。

生地を混ぜて焼くだけで、ケーキとクリームが両方味わえるなんてすてき。

熱々も美味しかったけど、冷めてもおいしいです。

レモンプディングの歴史

焼くとケーキとクリームに分離するレモンプディングのレシピの記述は、17世紀のイギリスの料理本にまで遡るそうです。

伝統あるお菓子なんですね。

また、こういう柔らかくて日持ちがしないお菓子はお店では売ってない、家庭ならではの味だと思います。

イギリスの昔ながらの家庭のお菓子を21世紀の日本の片隅でレシピをもとに作って味わえる。

そしてそれが当たり前の世界にいることも不思議なような気がするのはこの長い自粛生活のせいでしょうか。。。

 

 

 

 

 

 

 

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