りんごの重ね焼き(アップル・ブラウン・ベティ) 「メアリー・ポピンズのお料理教室」より

「メアリー・ポピンズのお料理教室」より、「りんごの重ね焼き(Apple Brown Betty)」を作りました。
作ってみた
材料はりんご、生パン粉、赤砂糖、バターです。
本では酸味の強い青いりんごを8個使います。1個の大きさがわからないのでなんとも言えませんが、かなり大量になりそうです。
このお菓子は材料を全て順に重ねて焼くだけなので、分量は手持ちの容器に合わせて全て適当でいいと判断しました。
身近に手に入るふじりんご2個を薄切りにし、酸味を補うためにレモンの絞り汁をふりかけます。
その他、パン粉は乾いたパン粉、赤砂糖の代わりに三温糖を使いました。
耐熱皿にパン粉、りんご、砂糖、小さくちぎったバターを順に重ねて層にします。
それをもう一回繰り返し、オーブンで焼いてできあがり。
メアリー・ポピンズによると「いつもちょっとさまして、ほんのり温かいところに、泡立てた生クリームを添えて食卓に運ぶことにしています」のだそうです。
ちょうどケジャリーを作った時に生クリームが残っていたので、その通りにしてお皿にとりわけました。
りんごの酸味と生クリームのまろやかさがよく合います。
残りは冷たくして食べましたが、それも美味しくいただけました。
アップルパイよりもずっと簡単で、同じような味が楽しめるデザート。
これはまたりんごの季節に作りたいですね。
アップル・ブラウン・ベティとは
ブラウン・ベティというのが、果物と甘いクラム(パン粉)で作った伝統的なアメリカのお菓子なんだそうです。
りんごを使うことが多いけれど、ベリーや洋梨などを使うこともあります。
このお菓子が書物に登場するのは1864年のことです。
アップル・ブラウン・ベティはレーガン大統領夫妻のホワイトハウスでのお気に入りデザートの一つだったそうです。
それからもう一つ、イギリスでは「ブラウン・ベティ」は茶色の丸いティーポットの名称でもあります。
17世紀後半にイギリスで誕生し、ヴィクトリア朝時代にはこのポットで入れた紅茶が素晴らしいとされるようになりました。
(Wikipediaより引用)
このぽってりと丸い形のおかげで茶葉がジャンピングしやすく、お茶が美味しくなります。
また、厚みがあるので保温効果が高い。
おしゃべりとお菓子で長時間楽しむアフタヌーン・ティーにも人気があったであろうと思われます。
同じ言葉でも、アメリカとイギリスで意味するものが異なることがあるんですね。