レーウェンフック式の顕微鏡を作って細胞を観察する

世界で初めて微生物を観察したレーウェンフックが使っていた顕微鏡と同じ仕組みのものを作り、玉ねぎの細胞を観察します。

レーウェンフック式顕微鏡とは

「微生物学の父」と呼ばれるレーウェンフック(1632 – 1723)は、自作の顕微鏡を使ってありとあらゆるものを観察し、その成果がイギリスの科学者たちに認められ、後世に名を残すこととなりました。

彼は実はフェルメールと同じオランダのデルフト生まれで、しかも同い年でした。

フェルメールとレーウェンフックについての詳しい記事は以下のブログ記事をご覧ください。

「フェルメール『地理学者』とレーウェンフック」

さて、こちらが実際に彼が使っていた顕微鏡のレプリカです。

金属板に直径1mm程度の小さいガラス玉がはめ込まれた、非常にシンプルなものです。

調べるとガラス玉はネットで手に入るということがわかりました。

そこで!身近な材料を使ってレーウェンフック式の顕微鏡を作ってみることにしました。

参考にしたのはこちらのサイトです。

キヤノンサイエンスラボ・キッズ「ペットボトル顕微鏡を作ってみよう」

準備

まずは接眼レンズを作ります。

直径2mm前後のガラスビーズを使います。

ペットボトルの右横にある、丸い影のようにあるのがビーズです。なんと小さい。

くしゃみどころか鼻息で飛んで行ってしまいそうです。

画像のように、キャップの真ん中に、ビーズよりも少し小さいくらいの穴を開けます。

今回の実験、この工程が一番気を使いました。

ビーズよりも少しだけ小さい穴を開けてそこにビーズをぎゅっと押し込んで固定するのが理想です。

穴が小さいと全く固定できませんし、大きすぎるとするっと抜けてしまい、別のキャップでやり直しです。

また、穴を開けると周りにカスがつきます。

カスがそのままだと視界を邪魔するのできれいに取らなければなりません。バリ取りという作業です。

さらに、この小さいビーズを穴に狙ってはめ込むのが一苦労です。

汚れないようにゴム手袋をはめ、ピンセットに乗せて(うまくはさめないので)そっと載せようとしますが、途中で落としてやり直し。

ようやく穴にはめ込めたら今度はぎゅーっと強く押しすぎて指にくっついて外れてしまう。。。

説明を読むだけだと簡単なことなのに、なんでも頭で考えるのと実際やってみるのは大違いです。

次に、ペットボトルの本体をカットします。

切り口にはセロテープを巻いています。

そして玉ねぎの内側の薄皮をピンセットではがし、

ペットボトルを切って作ったプレパラートに乗せて、

セロテープで本体に固定します。

観察開始

最初に作ったキャップの接眼レンズをはめて、あかりの方向に向けながらネジを調節してピントを合わせます。

ここが一番どきどきするところですね!

そうしたら見えました!!!

小学生の頃、光学顕微鏡で観察したのと同じ玉ねぎの細胞が、こんな小さいガラス玉を使って見えたのです。

おそらく100倍くらいの倍率があると思われます。

実験成功です!今日の目的は達成しました。

でも、今肉眼で見ているものをそのまま撮影することはできない。

ブログに書いても自己満足で終わってしまう。。。

そこで、もう一工夫しました。

顕微鏡の画像をスマホで撮影

カメラのレンズが人間の眼の役割をしていることから、以下の方法を考えました。

スマホのカメラをセルフモードにして、顕微鏡を逆さまにしてスマホのカメラのレンズの真上に置きます。

位置を調整すると、先ほど肉眼で見た細胞が、スマホの画面に映りました!

実際に撮影した画像がこちらです。

肉眼で見たのと同じように、うまく撮影できたと思います^^

まとめ

こんな簡単な仕組みで顕微鏡になるのだろうかと、知識ではわかっていても、作っている間はやはり不安でした。

実際に見えた時、さらにスマホで観察して撮影できた時はとても嬉しかったです。

最初に思いついてそれを作り、色んなものを観察したレーウェンフックはすごいと改めて思います。

補足しますと、「キヤノンサイエンスラボ・キッズ」には光に関する知識と実験に関する情報がたくさん掲載されています。

「色」に関する話題や実験もその中に含まれますので、科学だけではなく、色彩に興味ある方にもきっと役に立つと思います。

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