エンゼルケーキとあんずのピューレー メアリー・ポピンズのお料理教室より

「メアリー・ポピンズのお料理教室」より、エンゼルケーキとあんずのピューレーを作りました。
この本では各料理のレシピの最後の方に「メアリー・ポピンズよりひと言」が添えられていています。
エンゼルケーキには「あんずのピューレーを添えて出したりします」と書いてあったので、真似して作ってみようと思ったのです。
あんずのピューレー
先にあんずのピューレーを作りました。
レシピを見てまず思ったのが、干しあんず225gに対し、砂糖1カップは多すぎるんじゃないかということ。
干しあんずはそのままで食べても美味しいのに、こんなにたくさん砂糖を入れたものを食べるのは色々心配。。。
というわけで、砂糖の量だけは、レシピに忠実じゃなくてもいいことに急遽変更しました。
手前があんずを煮てから裏ごしした後の完成品。
砂糖はレシピの6割ぐらいにしましたが、十分甘くできました。
後ろが裏ごしした時に皮や繊維が残ったものです。こちらはそのままでも味が濃くて美味しいです。
裏ごしだと時間がかかるし、ブレンダーを使ったほうが良さそうです。
エンゼルケーキ
エンゼルケーキのレシピは
- 卵は白身だけ使う
- バターなどの油脂を使わない
- 牛乳を入れる
- リング状の型で焼く
ことが特徴です。
オーブンに入れる前。
40分ほど焼くとこんなに膨らみます!
オーブンの中でケーキがむくむくと膨らんでいくのを見つめるのが子どもの頃から至福のひとときです。
ひっくり返すと綺麗なリング型♪
冷ましてから切って、あんずのピューレーを添えました。
感想
白くてふわふわしていて、リング状の形が天使の輪を想像させるからこの名前なのでしょうか。
同じふわふわでも、シフォンケーキよりはしっかりした弾力があります。
味はシンプルであっさりしていて、あんずの味がよく引き立ちます。
ピューレーじゃなくてジャムやフルーツそのものを添えても美味しいと思います。
牛乳とバニラの風味が優しい、子どもにも喜ばれそうなケーキでした^^
エンゼルケーキの歴史
泡立てた卵白を使い、卵黄やバターを使わずに作った白いスポンジケーキのレシピは、1839年に出版されたアメリカ人レティス・ブライアンの料理本に初めて掲載されました。
また、「エンゼルフードケーキ」としての初めてのレシピは、1878年にイザベラ・スチュアートが料理本で紹介しました。
そのレシピには11個分の卵白と砂糖、小麦粉、バニラ・エキス、クリームオブターター(卵白の泡を安定される添加物)が使われていました。
(以上Wikipediaより引用)
どうやらエンゼルケーキはアメリカ発祥のようです。
しかも、初めて書物に現れるのは19世紀半ば。
メアリー・ポピンズの時代からみると、とても新しいケーキだったんですね。
とはいえ、メアリー・ポピンズは卵白は2個分しか使いませんし、牛乳をたっぷり入れるのが酪農王国らしく、独自にアレンジされているところがイギリス流なのかもしれません^^