パピー「プリンセスアニー」赤の玉あみのカーディガン

編み物再開第2号は真っ赤なカーディガンです。

毎年、その時期に身につけたくなる色というのが大体決まっています。

12月から1月にかけては曇りがなく鮮やかな赤が着たくなります。

華やかなクリスマスやおめでたいお正月の気分にぴったりな赤。

また、1年のうちで夜が一番長くなり冬が極まる季節に最も惹かれる、炎の熱を感じさせる色でもあります。

その気持ちに素直に従って編んだカーディガンがこちらです。

デザイン:「ヨーロッパの手あみ 2016秋冬」より

使用糸:パピー「プリンセスアニー」COL-555

中心部の玉あみ模様がスモッキング刺繍のようで懐かしい感じ♪

着丈が短めでウェストと袖口のゴム編みが長いのが女性らしく、普段着よりおしゃれした気分になります。

ボタンを全部とめても開けてもシルエットがきれいなので、色々にコーディネートできそうです^^

前立てはゴム編みからガーター編みに変更しました。

ゴム編みの方が統一感があるのですが、自分の体格から考えて、ゴム編みだとボタンを止めた時にパツパツになるのが懸念されたからです。

そして私が一番気になる色について。

実際に何色で編むか決める時は大概、毛糸玉の状態で判断することが多いと思います。

ですが、同じ毛糸でも、毛糸玉の時と編み地になった時では色の明度が変わります。

編み地の方が陰影ができるので毛糸玉より一段暗くなり、その分鮮やかさは減って、より穏やかな発色になります。

また、編み地の中でもその模様によって明るさが変わります。

棒針編みだと、一番明るいのがメリヤス編みです。

裏メリヤスは一段暗くなりますし、編み地が立体的になればなるほど暗くなります。

このカーディガンですと、袖や見頃の両脇はメリヤス編みです。

中央の玉あみの部分より明るく感じますよね?

なので、自分のパーソナルカラー(似合う色)の服を編む時は、

・糸そのものの色だけではなく、編み地になった時の状態まで考えて、

・出来上がりが似合う色になるような糸の色とデザインの組み合わせで選びます。

ここまで考えて編む人はあまりいないような気がしますが、

長年自分が着るものを編み、カラーの仕事をしている私にとってはとても大事なことなんです^^

 

 

 

 

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