パピー「レッチェ」の「モネの睡蓮のカーディガン」

この秋冬シーズンから久しぶりに編み物を再開しました。

私の人生の中で、編み物はかなり大事な趣味だったのにもかかわらず、美術のお仕事を始めてからはずっと余裕がなく、封印していました。

ですが、去年の夏の終わり頃、たまたま入ってみた毛糸屋さんで、素敵な段染めのカーディガンの完成見本を見て、「編みたい!!!」という気持ちがむくむくと沸き起こってしまったのです。

その見本のそばまで来て凝視しながら、「いやー、でも体力も気力も自信ないし、、、」と思いつつ、試着して毛糸を購入。

帰宅してから、久しぶりに美しい発色と柔らかく弾力に満ちた毛糸玉を手に入れたことに感動しました。やっぱり私は毛糸が、編み物が好き!!!

そうして完成したカーディガンの詳細です。

デザイン:「ヨーロッパの手あみ 2019秋冬」より

使用糸:パピー「レッチェ」COL-414

このカーディガンを編みたいと思った理由の一つは、テーラードカラーです。

ニットで衿つきは珍しいし、きちんとして見えるのが気に入りました。

また、毛糸はモヘヤが10%入っているのでとても軽くてふわっとしていて暖かです。

段染めでカラフルな色が次々と現れて、編むのが楽しい糸でした。

編み地に合わせたようなぴったりのボタンが見つかって嬉しいです。阪急のセッセで買いました。

段染めの糸は紫、緑、ピンク、白などかなり鮮やかな色で構成されていますが、少し離れてみるとそれらが混ざり合って見えて、全体の印象はソフトで落ち着いた感じになります。

パーソナルカラー的にはどちらかというと中間色が似合う人向けになります。

色彩学的には、この混ざり合って違う色に見える現象を「並置加法混色」といいます。

そして、絵画の世界でそれを大胆に実践したのがモネやルノワール、ゴッホ、スーラなど印象派や新印象派の画家たちです。

こちらの画像をご覧下さい。

モネの「睡蓮」(1905年 Wikipediaより引用)です。

このカーディガンの編み地の色遣いととても似ています。

なので私は「モネの『睡蓮』のカーディガン」と命名して愛用しています^^

このカーディガンが完成したのは12月の初め頃です。

その後も今に至るまで、編み続けていますので、折を見て順に記事にしていく予定です。

わさびラボ 小林 佳子

 

 

 

 

 

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