主催の読売新聞社の方にお招きいただき、明日から始まる国立国際美術館「ウィーン・モダン」展の開会式・内覧会に行って来ました。

 

開会式が始まるまでに地下一階エントランスホールは人でいっぱいになっていました。

ステージの床はクリムトらしくゴールドです。

国立国際美術館・山梨館長と、この展覧会で展示される作品の多くを所蔵する、ウィーン・ミュージアムの方などがスピーチされました。

今年は日本・オーストリア外交樹立150周年なのだそうです。

また、ウィーン・ミュージアムは改築のため現在休館中。

ですので、今回はクリムトやシーレなどのコレクションを日本で見ることができる、貴重な機会なんですね!

テープカットの後は立食パーティーです。

お酒はほとんど飲めないのですが、ウィーンの白ワインを少しいただきました^^

そして展覧会の内覧。

タイトルには「クリムト、シーレ 世紀末への道」とあり、展示の中心は19世紀末のウィーン美術を代表する画家・クリムトと彼に続くシーレです。

が、それだけではありません。気がついたことを箇条書きにすると、

・18世紀のマリア・テレジアの頃からウィーン文化を振り返ることができる。

・絵画だけではなくポスター、建築、工芸など、多種多様な美術を時系列でたどることができる。

・クリムトの後の20世紀初めの、華やかなキラキラから不穏でアバンギャルドな芸術へと移ろうところまでをじっくりと堪能できる。

・クリムトの初期の絵画が素敵。

こちらは「愛」(Wikipediaより引用)。1895年、33歳の時の作品です。写実的な画風でありながら、ゴールド使いや背景の暗い怖い感じがクリムトらしさ満開です。

・メイン・ビジュアルの「エミーリエ・フレーゲの肖像」は写真撮影OK!

服の模様や背景の描き方と顔の描写の違いなど、じっくりと観察して味わっていただきたいです^^

・クリムト以外の画家の油彩画も立派で見応えあるものが多い。

クルツヴァイル 「黄色いドレスの女性(画家の妻)」1899年。大画面の美しい作品でした。

・ウィーンは「音楽の都」だった!

モーツァルト、シューベルト、シュトラウス、マーラー、シェーンベルクなど、ウィーンで活躍した有名な音楽家たちが肖像画や彫刻などで登場します。

また、シェーンベルクが画家だったことは今回初めて知りました。彼が描いた作品も数点展示されています。

・図録はゴールドがふんだんにあしらわれてとってもゴージャス!

かなり分厚いのでこれからゆっくり眺めて読みます。

世紀末というと絵画では印象派から後期印象派、そして象徴派が活躍し、デザインではアール・ヌーヴォーからアール・デコが流行した時代です。

その影響を大きく受けながらも、フランスとはまた違った傾向で発展していったウィーンのモダン・アートとデザイン。興味深く楽しい展覧会でした。

9月21日(土)、国立国際美術館「ウィーン・モダン」展見どころ解説+ランチ会のご参加募集中です。

わたくし小林佳子が展覧会の同行し解説いたします。美味しいランチもご一緒に楽しみましょう。

詳細・お申し込みはこちら。