昨日4月5日(金)、兵庫県立美術館「没後130年 河鍋暁斎展」開会式・内覧会に行ってきました。

開始は16時からでしたが、受付が始まった30分前にはすでにたくさんの人が。河鍋暁斎への関心の高まりが熱気として感じられました。

開会式

開会式には河鍋暁斎の曾孫の河鍋楠美さんがご挨拶されました。今回の展覧会の出品作品の多くを所蔵している、河鍋暁斎記念美術館理事・館長で、眼科医でもある方です。

次に挨拶されたのが、兵庫県知事の井戸敏三さん。「江戸から明治という時代を生きた河鍋暁斎の展覧会が、今また二つの時代にまたがって開催されます」という言葉に、偶然とはいえ、そういう巡り合わせというものもあるのかもしれない、と思いました。

その他の方々のご挨拶のあと、テープカットで開会式は終了しました。

内覧会

いよいよ展覧会の会場で内覧会です。

入り口の壁ではこんな巨大な幕がお出迎え。いきなりの迫力に圧倒されます。

「新富座妖怪引幕(複製)」。実物は早稲田大学演劇博物館の所蔵です。

歌舞伎劇場の引幕の面いっぱいに妖怪に見立てた歌舞伎役者たちが描かれています。

間近で見ると恐ろしさに夢に出てきてうなされそう^^;

展示作品はかなり多く、暁斎の絵のうまさだけではなく、画風の幅広さがよくわかります。

例えば先ほどの引幕、サイズは縦4m、横17mもあります。

一方、こちらの看板に使われた絵「風俗鳥獣画帖」。

一見大きい絵のように思ってしまいますが、実物は縦19cm、横15cmという小ささです!

他にも、肉眼では描けないんじゃいかと思う細かい絵もたくさんあってその技に驚きます。

また、今回の展覧会の特徴の一つとして、下絵が多く展示されていること。

描き直しや紙の貼り直しがとてもたくさんあって、下絵段階での入念な試行錯誤があってこその本番の大胆さなんだなと痛感しました。

もう一つの特徴は、暁斎と交流のあったドイツ人医師ベルツの旧蔵品が展示されていること。

現在はベルツの出身地であるドイツのビーティヒハイム・ビッシンゲン市立博物館の所蔵となっており、暁斎の人脈の幅広さもわかる展覧会です。

ミュージアムショップで図録

見応えたっぷりの観覧を終えたあとはミュージアムショップで図録を購入しました。

真っ赤な表紙にエンボスで「暁斎」ロゴが斜めでかっこいいです。

河鍋楠美さんも寄稿されています。

これからじっくりと楽しみに眺めて読みます^^

こちらの図録を「兵庫県立美術館・河鍋暁斎展」見どころ解説+ランチ会」にも持参して、ご覧いただきます。

4月23日(火)と5月6日(月・祝)、「兵庫県立美術館・河鍋暁斎展」見どころ解説+ランチ会を神戸で募集中です!

関西各地のカルチャーセンターで美術の講師を務めております、東京大学卒業・美術検定1級の小林佳子が解説・同行いたします

(小林佳子の詳しいプロフィールはこちら

詳細・お申し込みはこちら。

ご一緒に楽しみましょう!

わさびラボ 小林 佳子