池上英洋「西洋美術史入門」は最初の1冊にオススメ

美術の楽しみ方にルールはありません!が…。

・展覧会で絵を鑑賞するのは好きだが、知識が断片的なままなのが気になる。
・個々の画家の作品についてはわかるが、どんな時代の画家だったのかはよく知らない。
・美術鑑賞に役立つ本を読んでみたいが、たくさんありすぎてどれを読めばいいかわからない。
・美術史を学んでみたいが、何から手をつけていいかわからない。
・いきなり分厚い本を読むと眠気を催す(私のことです^^;)

そんな方にオススメの本が池上英洋著「西洋美術史入門」(ちくまプリマー新書)です。
「はじめに」のページに書かれているように、この本は「美術史への最初の導入書となることを目的」として書かれています。

また、池上先生が大学でさまざまな学科の初年次学生を対象として開いている講義のダイジェスト版がベースになっています。

そのため、美術史の本が初めての方にもわかりやすく簡潔な内容で、語りかけるような文章が親しみやすく、文章の中にすっと入っていけます。

何より、美術館で絵を楽しむだけでは中々身につかない時代背景や絵の背後にある意味などの説明は、読んでいてわくわくします。

新書版ですので読み終えるのにそれほど時間はかかりませんし、もっと読みたい方には続編の「西洋美術史入門<<実践編>>」もあります。

美術やアートに興味を持って、最初に何か本を読みたいと思った時にオススメの1冊です。
    

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