大阪市立東洋陶磁美術館「ハンガリーの名窯 ヘレンド」展
大阪市立東洋陶磁美術館「ハンガリーの名窯 ヘレンド」展に
行ってきました。
ヘレンドといえばブランド食器として有名ですが、
創業が1826年だそうなので、マイセンよりも100年以上新しいのですね。
時代順に作品を見ていくと、
マイセンを始めとするヨーロッパの窯だけでなく、
中国や日本の陶磁も積極的にお手本にしたことがわかります。
それもあって形や図案、技法が多種多様で、
ヘレンドの人たちはとても研究熱心だったんだなと思います。
美術館2階にはテーブルコーディネートのコーナーがあって、
こちらは撮影できます。
エレガントですね~。
帰りに買った絵はがきはこちら。
上:色絵金彩「京都」文獅子飾り蓋壺
下:色絵金彩「皇帝」文コーヒーセット
上は秋草文様の蒔絵のような金彩の中に、
和服を着た母子の柄・扇を持って能の仕舞を舞っているような人の柄と、
蓋のつまみの獅子飾りの組み合わせが
「和洋折衷」ではなく「和中折衷」で面白いと思いました。
下は中国の柄のアレンジで、皿の足、カップの持ち手、蓋のつまみなど
要所要所に中国のお役人らしきおじさんがいて、
その表情がユーモラスで微笑ましいのです。
また、日本の中国の柄や色を真似はしていますが、
ヘレンドのものはどれも青みがかった色調の配色が美しく、
(パーソナルカラーで言うところのブルーベース)、
日本の黄みを感じる色遣い(イエローベース)との違いを
とても感じました。
気候風土の違いのせいでしょうか?
もう一つ、購入したのはこちら。
ヘレンド展オリジナルグッズのメモ帳です。
エレガントなバラの花とユーモラスな中国のおじさんの
組み合わせが気に入りました♪