姫路市立美術館「ユトリロ回顧展」
姫路市立美術館「ユトリロ回顧展」に行ってまいりました。
後ろの芝生にパンジーが咲き、
新緑とそよ風の気持ち良い日でした。
この展覧会ではユトリロの初期から晩年までの代表作と、
母ヴァラドンと、母の夫になった(!)友人の画家ユッテルの作品も
見ることができます。
ユトリロはエコール・ド・パリの画家として
日本でも有名ですよね。
パリの街を描いた風景画家としてだけではなく、
幼少期からアルコール依存症だったという
その人生も。。
また、彼の作品は「白の時代」のものが有名ですが、
明るく豊かな色彩の時代の作品もあり、
個人的にはそちらの方が好きです(^^)
上:ユトリロ「可愛い聖体拝受者」
下:ユトリロ「モンマルトルのラパン・アジル」
定規で引いたような建物のシャープな直線、
ぐいっと奥に引き込まれるような細い道が特徴ですね。
あと、空の表情が多彩だったのが印象的でした。
生きているうちに画家として成功できたのは
よかったな、と思います。