先日、あべのハルカス美術館の「東郷青児展」を観に行ってきました。

東郷青児といえば独特の美人画が有名ですが、そのスタイルを確立する以前の、キュビズムやシュルレアリスムに影響を受けた作品も展示されていて、色んな段階を経てあの美人画に到達したんだ、ということがよくわかりました。

彼の描く美人は夢見るような不思議な美しさに満ちているのですが、色彩に関してあることに気づきました。
彼女たちは皆、というより彼の作品の画面全体が、パーソナルカラーの分類でいうところの「サマー(夏)」タイプで一貫しているのです。

パーソナルカラーの「サマー(夏)」タイプの色彩の特徴は、
・全ての色味が青みがかっていて涼しげな色合い。
・明るさは中ぐらい〜やや明るめで、極端に暗い or 明るい色は少ない。
スモーキーでグレイッシュな中間色が多く、パキッとした鮮やかな・クリアな色合いは少ない。

結果として、サマータイプの醸し出す雰囲気は
・エレガント
・ソフト
・フェミニン
・ロマンチック
・上品

などなどです。
これってまさに、「青児美人」の特徴ですよね!
「青児美人」はこれらに妖艶さ、セクシーさが加わるところがユニークで素晴らしい^^

パーソナルカラー理論はファッションやメイクの時にしか使えないものと思われがちですが、遡ると古代ギリシャ時代から西洋人が培ってきた色彩理論がベースにあるので、知っていると美術やアート鑑賞にも役立ちます。

色彩のことを詳しく知らない人にも感覚的にわかりやすい理論ですし、今までと違う発見ができて、鑑賞がもっと楽しくなりますよ!

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